ソーラーパネルを室外機カバーにしてみた

5月になり、暖かい日も増えてきました。そろそろ夏に向けた準備です。まずはエアコンの冷房の試運転です。暑い日に急につけようとして、壊れていたら詰みます。シャープさんがいうので間違いない。

そんなエアコン繋がりで、室外機カバーなるものに興味を持ちました。省エネになるとかならないとか、見た目がとかモノ置くスペースにとか。いろいろな意見があるようですが、冷房運転時の室外機は冷えている方が良いようです。それなら日差しは当たらないほうが良いだろうと。ただ、そのカバーのせいで、本来室外機自体が備えている冷却機構の妨げになるようじゃ意味ないようです。

太陽のエネルギー(明るさ、暖かさ、UVなどなど)はまさに自然の恵みです。うまく活かしたいものです。

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エアコン室外機カバーの市場調査

エアコンの室外機カバー、色々な種類があります。

大別すると、上にのせる簡易タイプと全体を覆うしっかりタイプがあるようです。

簡易タイプ。帽子や傘のイメージですね。見た目はちょっとアレですが、目立たないところなら。簡易的なので価格が安いことがメリットです。

しっかりタイプ。作りがしっかりしているので、植物を置くこともできそうです。デザインもよく、室外機をうまく目隠しできます。その分価格は高めです。

室外機カバーを検討する

我が家にエアコンは1台しかなく、室外機はベランダにあります。他人の目は気になりませんが、南側にあるので、わりと直射日光浴びます。屋根ありのベランダなので、ふだんの雨は防げますが、台風の時はびしゃびしゃになるところにあります。

そんな環境で、さらにベランダに植物出したりしていないので、簡易タイプでいいなと思っていました。風が強いときは外すとか対応すればいいかなと。

最初は、しっかりタイプ、ルーバー付けて上にモノ置けるようにして…っていうのをDIYしようと思っていました。しかし、何を乗せる?そのために植物用意するのは逆だな、となりました。乗せたいモノができたときに作ることにします。

それより太陽エネルギーをうまく使いたいよな…そーなればソーラーか、持ってるな。家の中で畳まれたままぶら下がってる。

Anker PowerPort Solar 60

キャンプにも持って行っているポタ電を買ったときに、勢い余って買ったソーラーパネルです。またAnkerです。DCジャックとUSBで発電した電気を出力できます。

Anker PowerPort Solar 60のサイズ写真
広げるとこんな感じ。公式ページから引用

すでに販売は終わってそうです。
最新の製品はもっと性能良くなっているのかもしれません。

その他の検討事項

Anker PowerPort Solar 60を日除けとして室外機カバーにすることにします。

そうなると、ソーラーパネルを室外機の上に固定する方法を考えないといけない。あと発電した電気をためておく方法。

ソーラーパネルの固定方法

一番簡単なのは、室外機の上に置くこと。でもさすがにそれじゃ、動いちゃうだろうし、室外機の冷却妨げるかも?あと角度がソーラー発電効率よくなさそう。

ソーラーパネルを斜めにして日差しを浴び、室外機の直射日光を遮る。

吊るす感じが良いと思いました。ソーラーパネルにもフックなど通せるループがついているので。ただ、ちょうど良い吊るす場所がない。ベランダではあるもの、物干し竿のないとこなので。

そうなると吊るすものを用意しないといけない。

3パターン思いつきました。

  1. 壁にフックをつける
    外壁でザラザラ、風雨ありなので、わりと難しそう。賃貸なのでキレイに撤収できないと困る。
  2. ハンガーラックのように地面に置くタイプ
    DIY材料として木材かステンパイプかなと思ったけど、高さに対して奥行きが出せない(じゃまになる)ので安定感が心配。でも一番DIYで楽しい手段。
  3. 突っ張り式でポールを支えるタイプ
    ハンガータイプの安定性を上げるために、縦に突っ張る。市販の突っ張り式物干し台を使うか、ラブリコ的なもので突っ張って、ラック自体はDIYする?突っ張り高さが2.4m以上あるから、そこが厄介。

結果的には、3を選びました。

買ったのカインズのステンレス突っ張りベランダ物干しです。

Amazonの方が同等品安かったな。まぁもう遅い。

蓄電の方法

蓄電自体は、前出のポタ電でも、モバイルバッテリーでも良いと思います。問題は、ケーブルをどうするか。これについては、実はアイデアがあった。

我が家のエアコン付近の壁には、2つ穴がある。1つはエアコンの高さ付近で、今はエアコンの配管が通っている。もう1つは床付近。昔のエアコンは2つ穴必要だったのかな。

キャップを外したスリーブの写真
キャップを外すとそこは外

ちょっと暗いですが、キャップを外して室内から見た写真です。下側の茶色は床です。そんぐらい低いとこに穴が空いてます。屋外側と室内側に2つねじ込み式のキャップがあります。

屋外と屋内を繋いでいるので、この穴を利用して、外に温度計のセンサーだそうかと企んでいました。

実は温度計も買って、やってなかった。やるつもりはあったので、キャップも買い替えて原状復帰できるようにしてた。ゴムブッシングも買ってた。

なので、いざ。

Let’s DIY

DIYと言いつつ、突っ張り物干しは説明書どおり組み立てるだけ。

配管スリーブのキャップに穴開けて、ケーブルを通すところがDIY的。

キャップはプラスチックなので、ドリルで簡単に穴あきます。ブッシングに合わせて開けますが、こういうとき、ステップドリルが便利!

スリーブ用キャップに穴を開けたところ
キャップに穴をあけたところ(写真逆さま)

穴をあけたら、ブッシングを入れます。

ブッシングパッケージ
ひとつ出してますが2個入りです
キャップにブッシングつけた写真
ブッシングつけたとこ(削りカスもついてる)

あとはケーブルを通しつつキャップを戻せば完成!

ケーブルが通った室内側の写真
室内側
ケーブル通った屋外側の写真
屋外側

もともとは温度センサーを通すつもりで買ったブッシングだったけど、USB-Cの端子はなんとか通りました。

これで室内にケーブルが届きました。あとはポタ電に繋げば!

ギリギリ充電できている写真
ギリギリ充電できてる

2wのインプットになっていますが、1wになったり充電とまったりしていました。まぁ曇りの日じゃ仕方ない。毎晩のスマホの充電くらい賄えたらいいかな。

感想

やればすぐできた。ソーラーパネルの発電効率については、なかなか難しいところがあるけど、ケーブルを屋外↔室内でつなげたのは良かった!ブッシングの加工も経験になった。

コスト的には、
ソーラーパネル:20,000円
ポータブル電源:30,000円
突っ張り物干し:6,000円
キャップ2つ:1,500円
ブッシング:200円?

…元取れるのか??笑

まあ、ポタ電にしろ、突っ張り物干しにしろ、これ以外にも使えるものだから良いとする。

おおもとの構想だった温度計については、Switchbotから防水温湿度計出たからいらなくなったけど!!

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