氷点下の冬キャンプに行ってきた

今年の3月に冬キャンした記事を書きましたが、それよりもう少し寒い環境でキャンプしてきました。日中が10℃以下で、最低気温は-6℃くらいでした。

冬キャンプならではのメリット・デメリットから、実体験として役に立ったアイテムの紹介など書いてみます。
良ければ3月の冬キャンプの記事も見てください。

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冬キャンプのメリット・デメリット

まずは、冬キャンプのメリットとデメリットです。個人的感想です。

メリット

メリットをあげてみます。

空いている

冬のほうがキャンプ場は空いています。やはり他の季節に比べてハードルは高いので、好きな人しかやらないでしょう。その分サイトが空いているし、来る方のマナーも良い気がします。

周りの方との距離も開くので、寂しがり屋さんにはデメリットかも。

空気が澄んでいる

冬のほうが空気が澄んでいることが多く、遠くの景色までくっきり見えます。夏じゃ中々見られない富士山がバッチリ見れたりします。
個人的に雪をかぶった富士山のほうが格好いいと思います。

富士山の写真
雪をかぶった富士山

暑さ対策が不要

真夏との比較になりますが、暑さ対策が不要になります。当たり前ですけど。
熱中症の心配もないですね。

冬ならではの「日差しが暖かい」「温かいものが美味しい」なんて体験もメリットな気がします。

食中毒の心配が少ない

夏だとクーラーボックスに入れていても、開けたり閉めたりして肉の保存状態が気になりますよね。お腹を下しやすい自分は尚更です。冬の屋外、場所によってはそもそも冷蔵庫の中くらいの気温だったりします。直射日光に気をつければ、食べ物の腐敗はあまり起きないでしょう。

デメリット

冬キャンプと夏キャンプのメリット・デメリットは表裏一体ですからね。

寒い

最大のデメリットは「寒い」です。当たり前ですけど。

この寒さが色んな影響がありました。今回体験したものをあげてみます。

  1. 衣類がたくさん必要になり、荷物が増える
  2. 防寒用品が必要になり、荷物が増える
  3. 道中の運転にも注意が必要
  4. バッテリー類の持ちが短い
  5. 日が短い
  6. ターボライターが点かない
  7. 肉が凍る
  8. 焼いても沸かしてもすぐ冷める
  9. 手洗い水が凍る
  10. 結露や霜柱対策が必要

閉鎖しているキャンプ場もある

あとは、冬季閉鎖のキャンプ場や道路もあります。事前にちゃんと調べておきましょう。

役立ったアイテム

上で書いたデメリット「寒い」の対策に役立ったアイテムを紹介します。

ダウンジャケット

今回はワークマンで買ったダウンAERO STRETCH ULTIMATE(エアロストレッチアルティメット) フーデッドパーカー」を着ていきました。自分が持っている中で一番暖かいアウターです。保温と防風を兼ねています。

その他の服は、ユニクロのヒートテック、厚めのトップス、ジャージを着ていました。ジャージの両ポケットにはホッカイロ。下はタイツとユニクロの防風パンツ。インナーはエアリズムボクサーブリーフです(暖かくない)。あとメリノウールの分厚い靴下ネックウォーマーニット帽も。

電気マットと電気毛布

どちらも自宅でも使っているものです。

キャンプ中、長時間その上で過ごすことになるアウトドアチェアって寒いんです。お尻の下も風が抜けるし、そもそも生地が薄い。なので、保温のためのバスタオル敷いて、その上に電気マット。背もたれにもひざ掛けかけてモフモフ感を追加しました。

また、寝るときには寝袋を使いますが、前回の3月より1アイテム増やしました。
インナーシュラフです。

これで、寝袋2枚重ね、電気毛布、インナーシュラフとなり、暖かかったです。

さらに、足元には湯たんぽも入れました。これ、直火で温められるし、一晩経っても温かいのでおすすめです!

ポータブル電源

これが今回のMVPです。ないと電気マットとか電気毛布は使えません。逆にこれがあれば、ACサイトじゃなくても過ごせることがわかりました!

なんでポータブル電源のリンクを2つ貼ったかって、2つ持っていったからです笑。

元々、キャンプ兼非常用として、400の方を持っていました。
行く前に、自宅で電気毛布をどれだけ使えるか試してみました。温度設定が最弱でギリギリ一晩、という感じでした。本番では気温がもっと低いので、設定は強くするし、寒さでバッテリーは弱ると想定すると、不安がある感じでした。そもそも電気毛布だけで消費しちゃうんじゃ、電気マット使えないし。

なので。800も買いました。防災用です。そう自分に言い聞かせて。

結果から言えば、400で電気マットを夕方〜夜+朝〜昼で残量25%くらいまで使いました。800は、設定を中くらいにした電気毛布を一晩使って残量50%くらいでした。温度によるバッテリー低下はあまりなかった印象ですが、400だけでは到底足りませんでした。ほら、800買ってよかった。

あれば良かったもの

上記が持っていって良かったものですが、あとは「あれば良かったな」と思ったものです。

火を点けるもの

上で書いたとおり、ターボライターが点きませんでした。冬用を持っていったOD缶のバーナーに火をつけて、そこから着火剤に火をつけることでしのぎました。
冬にライターがつきにくいなんて、タバコ吸ってた頃を思い出しました。

ちょっと調べた結果、ガスそのものが低温に対応できていないのと、点火装置にも影響がありそうなことがわかりました。冬用のガスを充填できるものにするか、Zippoを導入するのもいいかも。懐かしい。

手先、足先の防寒具

体は概ね暖かく過ごすことができましたが、手先・足先は寒かったです。

手には手袋をしていましたが、指先が出ているもの。そりゃ寒い。けどスマホはいじるし、細かい作業するには素手が最強に便利。これは悩ましい問題です。次回への答えも出ていません。

足先も冷たくなりました。メリノウール靴下履いて、靴はワークマンの防寒トレッドモック、靴の中には小さいカイロという装備でした。それでも寒かった。靴下をもう1枚追加するのと、靴を暖かくするしかないかなと思います。靴をスノーブーツに変えて足首までガード、しっかり指先にカイロを貼れば靴の中がこたつになるでしょう。これはできそう。

まとめ

冬キャンプのデメリットは「寒い」に尽きます。なので、これさえ克服できると、メリットたくさんです。
今回、自分はポータブル電源を使いましたが、電源付きサイトを利用すれば、自分で用意しなくてもOKです。バッテリー切れの心配もありませんし、荷物も少なくなりますね。燃料系のストーブはあたたかそうですが、一酸化炭素中毒の危険性もありますし、電気毛布・電気マットは安全で良いかと思います。空間を暖めるものではないので、結露の原因にもなりにくいかもしれません。

暖かい季節のキャンプより、サバイバル感がありますが、その分料理の温かさなど、より沁みるものがあります。なにより「キャンプ行きたいのに行けない!」というストレスがかからないので、しっかり準備して冬キャンプにチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

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