キャンプにハマっているワタクシでございますが、同じくらいDIYというスピリットにもハマっています。「自分でやってみる」という経験値はとても貴重だと思います。
なんのこっちゃ、今回は物置きをDIYで設置したお話です。
そもそもなんで?
今回設置した「山の中」というのは、身内が所有する土地です。バブル期の別荘地だそうですが、実際に建物が立っている区画が少ないような、人の少ない土地です。彼の土地も、土地だけで建物はありません。そこを私有のキャンプ地として使っているそうで、お邪魔してきました(実は2回目)。
別荘地なので、インフラはそばまで来ているはずですが、建物がない彼の土地には使える口(水道でいう蛇口、電気でいえばコンセント)がありません。引き込んでいない、という状態です。なので、キャンプ場というより、野営地という感じです。トイレもありません。
そんな土地を少しずつDIYで整備してるようで、自分も参加させてもらった感じです。まずは荷物を置いておける物置きを設置しようと言う話で、今回実行しました。
購入した物置き:グリーンライフ
なぜこれにしたかは、サイズと耐荷重、価格のバランスが良かったからです。あとはカラーリング。
サイズで言えば、高さが180cmだと風の影響受けやすそうとか、奥行きがあまりないとバタッと倒れそうとか、安定感と収納力でちょうど良さそうに感じました。
この物置きは、組み立て式です。3梱包に分かれています。地元のホームセンターで取り寄せて購入し、自車で運んでいきました。
設置場所:傾斜地でフカフカな土
彼の土地は大部分が傾斜地です。ところどころ木が生えており、クマザサがびっしり生えているような、いじり甲斐のある素敵な環境です。物置きを設置する場所もそんな中の一角です。
前回彼と一緒にお邪魔した際、ホームセンターで買った立鎌とやらがなかなか優秀で、ササ諸共土を耕せました。ただ、感覚で水平に削ってみたつもりでも、測ってみるとだいぶ斜めでした。
そして土が柔らかい。踏んでみてフカフカするくらい。これでは物置きが安定しないので、基礎の整備が必要と判断しました。
物置き設置準備
物置き設置の手順としては、以下のとおりです。
- 立鎌でササを刈って土を掘り起こす
- 掘り起こした地面を水平にしながら、路盤材で締め固める
- コンクリートブロックを置き、その上に物置を設置する
まずはササを刈り土を掘り起こす
必要なスペースは物置きの底面積、取説から150cm x75cmあればいいようです。
このスペースを5cm〜10cm掘ります。これは路盤材を敷くスペースを確保するためで、掘らずに路盤材を盛ってしまうと、やがて崩れるとのことです。
立鎌で根っこを切りながら整地しました。厳密でなくとも、ある程度水平出してたほうが良いです。
路盤材とは
ここで、路盤材のご紹介。自分も今回初めて知った言葉です。具体的には石ころです。角の尖った、いろんなサイズが混じった石ころです。
自分が調べたところ、似たようなモノに、砕石と砂利(玉砂利)がありました。
砕石は角の尖った石ころたちで、サイズを揃えてパッキングされているそうです。ちょっとしたぬかるみの改善とか、歩道整備なんかに使われるようです。角が尖っているので、上から締め固めることで、石ころ同士が噛み合わさって締まるようです。
一方玉砂利は、丸くてサイズを揃えた石ころのことのようです。角が取れて丸いので、敷き詰めても隙間が空くため、固める用途には向かないみたいです。形がきれいなので、装飾用途が強いみたいです。
そして路盤材は、角が尖っている上に、サイズがいろいろな石ころが混ざっています。尖った石同士が噛み合わさり、更に隙間に小さい粒が入り込むことで、より強固に締まるようです。ぬかるみの改善だけでなく、駐車スペースにも使われるようです。もちろん物置きの基礎にも!
路盤材の購入
路盤材は5〜10cm程度敷き詰めるそうです。
前述の通り物置きの設置スペースは、150cm x75cm、余裕を見て1.60m x0.8m= 1.28m2になります。ホームセンターでは20kg/袋で売っていました。1m2あたり3,4袋と説明されているサイトがあったので、今回は5袋=100kg買いました。
色々調べていると、もっと大きな小屋をDIYしてる方は「トラック1台分」とかで発注するようです!カッコいい。
値段は高くないですが、1袋20kgなので重いです!
路盤材の施工
先程作ったスペースに路盤材を敷き詰めていきます。
まずは足でフミフミ。元の柔らかい土は踏んでもフカフカしていましたが、路盤材はギュッと締まる感じがしました。
今回のために、転圧機を自作してきたので、それも使いながら固めていきます。
ジャンプしてみると、地面が固くなった感じがしました。
ブロックの水平出し
1番大事な作業です。物置きを直接乗せるブロックなので、ここの傾きはそのまま物置きの傾きになります。個々のブロックの水平出しと、全体の水平出し、ブロックの間隔を確認しながら作業しました。
斜めなら低い所に路盤材を撒いて踏み固める。高いところから路盤材を取り除いて固める。言うは易し、とにかくじっくり地道に作業していきます。
写真じゃ見えないと思いますが、だいたい水平が出ました!
いよいよ物置き組立て
やっと本題の物置き組立です。
ちなみに本当は身内の彼も合流して2人でやる予定でしたが、彼が来られなくなったためソロ組立てです。
ここからは一気に写真でババっと。
組み立ては何とか一人でもできました。2時間かかりました。雨が降り始め、だんだん強くなる中での作業でした。よく頑張ったと思います!
棚板の水平は、大元の斜面の通り、やや左上がりになっていますが、まあ良しとしてください。
感想
まずは、無事完成できたこと、隙間やガタツキなく組み立てられたことが良かったです。
あと、腐葉土的なフカフカな地面にも、路盤材を敷くことで硬い地面が作れることがわかりました。思った以上に、手軽で効果的でした。
取説も同梱されており、わかりやすかったのですが、1手順飛んでいたように思います。具体的には、右背板を左背板と仮止めするところまでは載っていましたが、右背板を右側板や底板と仮止めする手順がありませんでした。今、公式サイトを確認すると、取説がダウンロードでき、こちらのほうがよりわかりやすくなっています。もしこれから買う方は、公式サイトの取説を見たほうがやりやすいと思います。