現在使用中のパソコンは、自作パソコンです。ストレージ構成は、OSの入っているシステムドライブが120GBのSSD、ユーザデータは2TBのHDDとしています。OSはWindows 7です。
気づけば、システムドライブのSSDが結構容量がいっぱいになってきていました。SSDの値段も安くなってきているし、いつまでも120GBというのは心もとないので、この機会に容量アップをしてみようと思います。
きっかけ
なんとなくCドライブが容量圧迫されつつあるのは気にしていました。
最初確認したときは、空き容量が12GBくらいだったのです。使用率で9割くらいあったのでこれはマズいと。
でもゴミ箱に9GBくらい、あとはGoogle Driveの一時ファイルが9GBくらいあったので、それらを整理して空きが増えました。もうしばらくこのまま行けるか?いやもうパソコンいじりしたくなってるので続けます(笑)。
Windows 7の寿命も近いので、また近い内にイジるかもしれませんが、その前にスペックアップしておいても良いかな。いや、単にいじりたくなっただけ。
Windows 7のサポート終了まで、あと1114日、3年0ヶ月18日です。
SSDの購入
SSD安くなっていますね。以前にPS4 PROを購入してSSDに換装したときは、1TBを21千円くらいで買いましたが、そこから5千円くらい下がっていますね。
以前にPS4 PROのSSDを変えた話はこちら。
PS4 PRO & 1TB SSD購入→PS4 PROへの移行方法 | in0na0.netその時買ったSSDはSAMSUNGの860EVO 1TB。
今回は、120GBからのアップグレードなので、容量は250GBでも良いかなと思いましたが、容量単価的には逆に割高。500GBの方が割安感がある。悩みましたが、結果的には500GBにしました。今後長く使えるだろうということで。
具体的に買ったのは、CrucialのMX500シリーズです。
Yahoo!ショッピングのポイントキャンペーンもあって、実質6千円位で買えました。
作業手順
作業としては、システムデータの移行にバックアップソフト(EaseUS Todo Backup Home)を使い、手順は以下のように行いました。
- バックアップソフトEaseUS Todo Backup Homeをインストール
- 新SSDを接続
- 旧SSDから新SSDへEaseUS Todo Backup Homeでクローン作成
- 旧SSDを取り外し新SSDからシステム起動
順番に手順の詳細をご説明します。
1.EaseUS Todo Backupのインストール
まずは、ダウンロード。以下のページからダウンロードを行います。
EaseUS®個人ユーザ向けの簡単かつ安全なバックアップソフト – EaseUS Todo Backup Home
画面中央のボタンからダウンロードできます。
保存したファイルを実行します。セキュリティ警告が出ますが、問題なければ実行します。
インストール時の言語を選べます。
同意画面が出るので、確認します(日本語じゃなかった)。
インストール先を選びますが、基本はデフォルトで良いでしょう。空き容量が591.1MB必要だそうです。
ショートカットの作成と、ユーザーエクスペリエンス向上プログラムのオプションが表示されるので、好みに設定します。
バックアップの保存先を設定します。あとから変更も可能です。
インストールが始まります。
完了です。
EaseUS Todo Backupを起動すると、シンプルな画面が表示されました。
左上の三本線をクリックでメニューが開きます。
ディスク/パーティションバックアップとシステムバックアップというメニューがあり、さらにクローンというのもありました。ちょっとどれを使用すれば良いか迷いました。今回は、システムの入ったSSDまるごとのコピーです。
自分の理解では、バックアップは、バックアップファイルの作成のみ。もしくは、作成済みのバックアップファイルから復元を行う。
クローンはコピー元とコピー先を選んでから処理が始まるようでした。バックアップというより、コピー。
今回、SSDの交換をするので、クローンが使えるのかな、思います。単純に旧SSDの中身を丸々新SSDに入れてもらえれば良いのではないかと。
新SSDをつないで、旧SSDからWindowsを起動して、EaseUS Todo Backupを使用してクローンの作成。旧SSDを取り外し、新SSDからWindowsが起動すればOKなはずです!
2.新SSDを接続
まずは新SSDをつなぎます。最初、USB外付けのケースで作業しようと思いましたが、ちょっとベンチマーク走らせてみたらやっぱりかなり遅かったです。交換のために結局はパソコンの蓋を開けるので、最初からSATAでつなぎました。SATAケーブル見当たらなかったので、DVDドライブのを一時的に使いました。
BIOSで認識していることを確認しつつ旧SSDからWindowsを起動します。
最初つないだときは、フォーマットされていないので、Windowsのエクスプローラでは見えないかもしれません。その時は、ディスクの管理からフォーマットしましょう。
フォーマットが済んだらドライブの一覧に表示されます。
これで新SSDの接続は完了。
3.旧SSDから新SSDへEaseUS Todo Backupでクローン作成
EaseUS Todo Backupを起動して、クローンの作成を行います。
メニュー画面まずはクローンのソース(コピー元)のドライブを選択。
続いて、クローンのターゲット(コピー先)を選択。
オプションに「SSDに最適化」というのがあったので選択。
そして、「次へ」を選択すると、確認画面が出ます。※ここで見落としがありました。
消去確認確認後、「はい」を選択すると、実際にクローンの作成が始まります。
自分の環境では、約15分で作成が完了しました。
4.旧SSDを取り外し新SSDからシステム起動
クローンが作成できたら、電源を落とし、旧SSDを取り外します。
想定通り作業ができていれば、これで新SSDからWindowsが立ち上がるはず!
無事、起動!
新SSDのデバイスソフトウェアのインストールが自動で走りました。
その後、再起動を促してきたので、おとなしく再起動しました。
再起動ダイアログ再起動後にエクスプローラを確認して、作業完…あれ?C:の容量119GB??
新SSDでの起動後ディスクの管理を見てみると、あ、パーティションがちょん切れてる。さっきのところのバーを見ると、確かにそうなっている。
パーティションいじらないといけないかな…と思って、右クリックしてみると、「ボリュームの拡張」なるメニューが!イケそう。
ダイアログを次へ次へで進めていきました。
できた!!やるなWindows!
無事エクスプローラ上でもシステムドライブ(C:)の容量が119GBから465GBに増えました!
ばっちりシステムSSDの換装が完了しました!
あとは、開けっ放しのPCの蓋を閉じ…る前にホコリを掃除して、蓋閉めて完了!
あっけないほどあっさりとできました。
EaseUS Todo Backupの紹介
インストール手順なんかは上記で説明しましたが、もう少しEaseUS Todo Backupについて説明します。
エディションの違い、Free版とHomeの違い
エディションは色々とあるようです。
個人が使うのはHome版になるでしょうが、Workstation版というのもあるようです。違いは、以下のとおりです。
Workstation版の方が多機能ですが、何台ものもパソコンのバックアップを管理するような使い方が、想定されているようです。
ちなみにFree版とHome版の違いというのもありました。以下のとおりです。
Free版は本当にコアな基本機能だけで、Home版にはスケジューリングやバックアップの詳細設定ができ、スピードも早くなっているようです。
Home版で、旧SSDのバックアップをとってみました。エクスプローラ上で約90GBの使用量ですが、約10分ほどで約55GBのバックアップファイルが作成されました。
標準で圧縮をしているようです。よく見たらバックアップオプションにちゃんと設定がありました。CDサイズに分割とかもできるようです。
EaseUS Todo Backup Homeの機能
今回使用したシステムディスクのクローンだけでなく、EaseUS Todo Backup Homeには多くの機能があります。
- システム、ファイル、ディスク、パーティションのバックアップ、リカバリ
- 完全、増分、差分、スケジュールバックアップ
- データをクラウドまでバックアップ
- Windows 10/8/7/Vista/XPをサポート
- ディスククローン、SSD/HDDまでのOS移行
- MBR/GPTディスク、ハードウェアRAID、UEFI/EFIブート、WinPEブータブルディスク、NAS対応
- システムを異なるPCまで移行
- USBブータブル・システムを作成
- Email通知、pre/postコマンド、オフサイトコピー、ファイル除外
- Outlookメールのバックアップ/リカバリ
公式のページ(https://jp.easeus.com/backup-software/)より転載。
ディスク容量は16TBまで対応しているそうなので、現状の環境で問題になることはないでしょう。
多くの機能があり、使いこなせていません。お仕事などで使うパソコンであれば、Outlookメールのバックアップや、スケジュールバックアップの機能などは有用でしょう。「まぁ平気。そうそう変なことしないし」とか思っていると、ふと、システムトラブルはやってくるわけです。このソフトを使えば、必要なデータだけをしっかりとバックアップとっておけます。
EaseUS Todo Backupの感想
まずはとてもお手軽だな、というのが第一印象です。システムの動いているドライブをバックアップ取るのは、Bootableのディスク作って、BIOSから立ち上げてっていうイメージでしたが、稼働中のWindows上からできるのは、お手軽です。
実際に使用したクローンも、Windows上での操作なのでラクラクです。iTunesで音楽聴きながらでも出来ちゃいました。
クローンの作成で、パーティションサイズまで複製されるので、容量アップのときは注意が必要です。自分のように、せっかくの容量アップ分がエクスプローラで見えないままになっていては意味ないですから。
クローン作成時に正しい手順があるのかと少しググってみましたが、わかりませんでした。まぁちゃんと使えるようになっているので、良しとします。
お知らせ
この記事はEaseUS Todo Backupの開発元より依頼、ライセンス提供を受けて作成しています。